水の逆流を防止するため、エアーポンプは水槽より高い位置に設置してください。水槽より低い位置に設置するときは、エアーフィルター(逆止弁)を使用するか、エアーホースの一部を水槽より高くします。
水深が非常に深いときや、エアーストーンが目詰まりしているときなどは、エアーポンプの電源を入れてもポンプが作動しないことがあります。このようなとき、自動エアー逃し弁があると、弁が作動してエアーが排出され、エアーポンプの故障を防ぎます。
エアーポンプで飼育水に酸素を供給することです。上部フィルターが飼育水を循環する過程にも、エアレーションの効果があります。
エアレーションの目的
エアレーションの方法と注意
流体(エアーポンプの供給するエアー)が配管などを通過する際に失うエネルギー量のことです。
配管による抵抗
圧力損失の要因として、配管が細すぎる場合が考えられます。業務用に使用される硬質塩ビパイプは一般的に細すぎることが多いようです。エアーポンプの口径がVP13の時、VP25位で配管すると、1ランク下のポンプでも間に合うことがあり、ランニングコストの低減にもなります。
エアーストーンによる抵抗
エアーストーンの気孔径が細かいほど圧力がかかり、圧力損失が大きくなります。(エアーストーンの素材・肉厚によっても異なります。)さらにエアーストーンが目詰まりすると、それだけ圧力損失が大きくなります。
水深による抵抗
水深1mごとに約0.1kgf/cm2の圧力がかかります。深さ60cmの水槽の底面では約0.06kgf/cm2の圧力がかかることになります。
エアーポンプの正しい使い方
水の逆流を防止するため、エアーポンプは水槽より高い位置に設置してください。水槽より低い位置に設置するときは、エアーフィルター(逆止弁)を使用するか、エアーホースの一部を水槽より高くします。
水深が非常に深いときや、エアーストーンが目詰まりしているときなどは、エアーポンプの電源を入れてもポンプが作動しないことがあります。このようなとき、自動エアー逃し弁があると、弁が作動してエアーが排出され、エアーポンプの故障を防ぎます。
必要風量
必要風量(酸素消費量)は、水温、生体の種類、生体の数など多くの要因で変動します。特に下記のような場合には酸素消費量が多くなるため、注意が必要です。